薬用としては知られていない種類

薬草と言えば、一般的には草を思い浮かべる方が多いかと思いますが、薬草には草だけではなく様々な種類のお花も存在しているのです。

一般的に知名度の高いお花でも薬草だとは知られていない、意外なお花などもあるのです。そこで今回は、様々な種類の薬草のお花をご紹介したいと思います。

・「キク」キクのお花は小さなお子様にも知られているくらい知名度の高いお花でありますが、薬草の種類と知っている方は意外に少ないかもしれません。

観賞用としても食用としても幅広く活用されていますが、乾燥させたキクのお花は「菊花」という生薬名で称されており、頭痛、発熱、解熱、悪寒、消炎、鎮痛作用などの効用効果があるとされています。

・「ウメ」日本ではウメは梅干しとして、ご飯のお供の代表的な食べ物の一つであり多くの方に親しまれていますが、実は薬用としても用いられているのです。

薬用として使用する際は、「鳥梅(うばい)」という名称で称されており、解熱などの効用効果があるとされています。

・「モモ」モモのお花は可愛らしいピンクのお花で、観賞用としては多くの方に親しまれていますが、モモの種子を漢方薬として使用します。

漢方薬として使用する際には「桃仁(とうにん)」という名称で称されており、婦人病などに効用効果があるとされています。

・「フジ」フジは日本の特産花として多くの方に馴染みのあるお花ですが、種子やフジの樹皮に出来るこぶを「藤こぶ」と称され、薬用として使用されているのです。

種子には下痢止めなどの効用効果があり、藤こぶには口内炎などに効果があるとされています。

・「ミカン」果実として大人気のミカンですが、生薬ではミカンの皮を乾燥させ「陳皮(チンビ)」という名称で称されており、咳止めや食欲不振に効用効果があるとされています。

・「トウガラシ」日本では鷹の爪として様々な料理し使用されていますが、生薬としてはトウガラシの成熟した果実が使用され、神経痛や育毛作用などの効用効果があるとされています。

・「フキ」日本ではフキは山菜として食されていますが、中国では食用としてではなく薬用として使用されています。

フキの葉の部分は虫刺されなどに良いとされ、根茎の部分は咳止めなどに効果があるとされています。

・「タンポポ」小さなお子様が大好きなお花として知られているタンポポですが、乾燥させ煎じたタンポポには、解熱、利尿、消炎、強壮、胃腸薬などの効果があるとされています。

・「ベニバナ」サラダ油の原料として知られているベニバナですが、ベニバナのお花は冷え症、鎮痛、鎮静、抗炎症、更年期障害、婦人薬などの効用効果があるとされています。

・「アンズ」アンズは日本でも人気のある杏仁豆腐にも使用されていますが、アンズの種子を干したものを漢方薬として「杏仁(キョウニン)」という名称で使用されており、咳、むくみ、喘息、利尿などの効用効果があるとされています。

・「モクレン」モクレンお花は観賞用として親しまれていますが、薬用としては樹皮を「木蓮皮(モクレンビ)」、つぼみを「辛夷(シンイ)」という名称で称されており、整腸作用や、鎮静、鎮痛薬としての効果があるとされています。

今回ご紹介したお花は、観賞用や食用としては知られていても、薬用としては意外と知られていない種類のお花をご紹介しました。