必要のない薬の大量処方が問題視される

現代では怪我や病気を患うと、病院へ行き医師によって診察が行われ、その方に合った薬が処方されます。

また、風邪やかすり傷などの軽度な症状のものなら、病院へ行かなくても、薬局などで市販されている薬を服用すれば改善する事が出来ます。

このように現代の生活においては、それぞれの症状に合わせて様々な薬が手軽に購入する事が出来るのです。

古い時代には現代のような薬は存在しておらず、その時代を生き抜いてこられた方々は、様々な知恵を絞って、野生に生えてる草などを療法として利用し、それを薬として使用していた事が様々な諸説などから確認されて来ました。

現代の医薬品にも薬草などが使用されておりますので、現代の医薬品の発展には、古い時代から使用されていた薬草の発見が大きく関わってきています。

メソポタミア文明や古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマなどの歴史を辿りますと、非常に多くの薬用植物の名称が記録に残されています。

例えば、サフランやザクロ、アロエなど、現代でも医薬品や美容品、健康食品など、私達の生活環境の中で非常に身近とされているモノが何千年も前から使用されてきたのです。

18世紀のスウェーデンでは、薬用植物の大きな発展をもたらしています。

それは、博物学者のカール・フォン・リンネという人物が植物の分類体系に成功し、その分類方式によって並べられた薬用植物の書物が薬用植物学大きな影響をもたらせました。

また、薬剤師のカール・ヴィルヘルム・シェーレによって薬用成分の結晶化に成功する事が出来ました。私達がよく耳にする馴染み深いもので例えますと、りんごからはリンゴ酸、レモンからはクエン酸、牛乳からは乳酸といった結晶です。

その素晴らしい成功に続いて19世紀では、ドイツのフレードリッヒ・ゼルチュルナーという人物によって、アヘンに含まれているモルヒネの結晶化に成功し、近代薬学への発展に大きな影響をもたらせました。

日本では奈良時代あたりから、中国から薬用植物、または生薬の使用法が伝えられたとされています。

それに伴い、日本には大量の薬物が中国から運ばれるなどし、中国の医学を日本へ伝えようと意欲が燃やされていたとされています。

中国から伝えられた中薬や中医学は、後に日本独自の解釈などの変化により漢方となりました。ですが、漢方薬の材料のほとんどが中国にある薬用植物を使用されている事から、現在でも漢方薬の材料として使用される薬用植物は、中国から輸入されているモノがほとんどです。

21世紀後半に入りますと、西洋医学に疑問を抱く人々が増えていき、西洋医学に関する問題点が疑問視されて来ました。

それは「アジアの緒医学体系の比較研究のために」という学際シンポジウムでも取り上げられ、伝統医学の再評価に関する動きが全世界でも起こっているという事を、再確認されたものになりました。

21世紀に入りますと、必要のない薬の大量処方などという、薬漬けの医療が問題視されてきました。

現在の日本は高齢化が進んでおり、高血圧や、糖尿病、動脈硬化、肥満症などの生活習慣病などに悩まされている高齢者の方が増えてきています。

これらはの慢性疾患は、西洋医学ではなく他の治療法をとの声も上がっています。高齢化問題は、現代の日本において重要な問題とされており、様々な視点から重要視する必要があると考えられています。